システムエンジニアとは

更新日時:2015-08-18 16:19:33

一時期、「システムエンジニア」「SE」という言葉が一人歩きしてしまい、パソコンを使う仕事はなんでもSEだと誤解する人まで現れるようになりましたが、今でもSEとプログラマーをごっちゃにしている人は多いのではないかと思われます。

実際のところ、SEの役割や権限は企業によってまちまちです。ここではSEの一例を紹介したいと思います。

SEとはすなわち「上級エンジニア」のことで、プログラム制作チームを率いるリーダー的な立場であり、プログラムの仕様書を作成する人でもあります。

「仕様」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。この「仕様書」が現場プログラマーの運命を決めるといっても過言ではありません。

仕様書を作成するSEは、プログラマーが「できること/できないこと」を理解し、クライアントの「こういうものを作ってほしい」という要望をプログラム可能な形、すなわち「仕様」にして、現場のプログラマーと協議し、制作し、スケジュールを管理し、完成させて納品するのが仕事です。

クライアントは時として無茶な要求をしてきます。最も多いのが、途中で「やっぱり違う形にしてほしい」などと言ってくること、いわゆる「仕様変更」です。

SEは、このクライアントの無茶な要求をできるだけ無難な落としどころに持っていき、納期までに間に合う形で仕様書を書き直し、ブーブー言うプログラマーを説得して作り直しをさせるという、折衝の能力も重要になってきます。

ここまでいくとプロジェクトマネージャー兼SEといった感じですが、実際はクライアントとの打ち合わせは営業が担当したり、逆に納品後の運用にまで出向くケースもあるようです。

そんなわけで、SEはプログラマーの熟練者がステップアップしてなることが多いわけです。